【生徒作品】中村 美桜 13歳

【生徒作品】中村 美桜 13歳 「アンネフランクの友達エバ・ショロスのミッションは何か? 「アンネ・フランクの日記」は、ホロコーストから逃げるために隠れて暮らしていたユダヤ人の少女の生活ぶりが書かれている切ない日記である。 彼女はまだ子どもなのに、残酷な出来事に晒され、最後は強制収容所に連れて行かれて亡くなった。彼女の短い人生の後半は隠れて暮らすことに費やされ、そして彼女の日記が、まだ明日も続くかのような形で終わってしまうのを見ると、ホロコーストで犠牲になった人達の人生はナチスによって奪われてしまったことがわかる。 私たちはこれを見て、ホロコーストの様なことが二度と起こらない様にと強く思わさせられるので、アンネの日記は今でも、世界中に強いメッセージを届けている。 当時、彼女と同じように隠れ家での暮らしを送っていた、アンネの友達だった女性、エバ・ショロスさんは、今いろいろなところでスピーチをしたり、三つの回顧録を出版し、アンネフランクと同じようなメッセージを広げようと思っている。 彼女はアンネフランクと Nazi 軍から隠れていて、アンネフランクがつかまった少し後に捕まってしまい、10ヶ月ほど アウシュヴィッツに収容されていたという。彼女はアンネとちがい、幸運にも生き残ったが、その10ヶ月間の辛い体験のことがトラウマとなり、40年間、そのことについて何も話すことができなかった。 しかし彼女はたくさんの人々がアンネフランクの日記にどんどん影響されているのを見て、彼女はアンネのように自分の経験を人々に伝えることにした。彼女は自分の経験を伝えることで、決まった人種や、特定の宗教の人達を排除するような行動が絶対に起こらないようにしたいと言う。 私はアメリカの日系人ノーマン峯田さんのことを思い出す。彼は、2001 年 9 月 11 日にニューヨークでテロが起こった時にブッシュ政権の運輸大臣だったが、国外から入ってくる人を人種によってスクリーニングすべきだという意見が強かった中で、人種のプロファイルで人々をスクリーニングすることは絶対にやってはいけないことだ主張した。そして、自分が子供の頃に日系人収容所に入れられた時のことを話し、イスラム系の人達への差別が起こることを防いだ。 彼と同じようにエバ・ショロスは未来の命を助けようとしているのだ。彼らは自分たちが実際に差別や、トラウマになるような苦しみを経験したので、そのまちがいを次の世代には味あわせてはいけないと、人を助ける為につかっている。 だからエバ・ショロスのミッションは、自分の経験した恐怖体験によって人々を、起こるかもしれない偏見と差別、迫害の悪夢から救い出すことなのだ。そしてまた彼女は、アンネの友達として、アンネフランクの日記に書かれたメッセージを、七十年後の人々に届けている。Facebook

【生徒作品】中村 美桜 13歳

【生徒作品】中村 美桜 13歳 クリティカルエッセイ​:​日本の国名と日本人について ​日本人という人達は、​日本語を話し、​日本の文化を学び、日本人としての考えを持ちながら生きてゆく​人達だ​。しかし日本人はいろいろなことをなぜ?と​疑わずに過ごしている人が多い。だから日本のことや日本の歴史を学ぼうとしないし、覚えるのが大変だからと、高校生が学ぶ言葉の量なども減らそうとしている。​ 日本人に「日本はいつ『日本国』と言う名前になったの?」と聞いても、ほとんどの人は3−19世紀と答えて正しい答えを答えられる人は​ほとんどいない。​また、そのことに興味を持っている人すらほとんどいない。しかし日本という名前の始まりがいつで、なぜそうなったのかを、私たちは知っているべきである。​ 日本の一部はもともと​倭​国と言われていた。しかし7世紀に​彼らは​日本列島を日本国という国にした。そうなった背景には、中国との関係がある。中国に貢物をする国だった倭国は、中国から見て日が出るところという意味で、日本と​名乗るようになった。 国というのは、他国とのつながりができてきて初めて意味をもつというが、日本という名前はまさに、当時中国との関係が大事だったことを表しており、自国の名前にまでそれが表れている。そして日本はその時、​倭国の​時代​よりも領土を広げて南九州や東北も​侵略し、中国と対等に付き合う国として独り立ちすることを決めたのだった。​そのことが「日本」という国名に今でも残されているのだ。この話を​ほとんどの日本人​が知らないのはおかしい。 ​アメリカ人も中国人も自分の国の名前がいつどのように出来たかを知っているが、​日本の教科書の問題を取り上げている人でも日本国は19世紀にできたと間違った​考えを持っていた​。国民が知らないのも、教える立場の人が勘違いしているのも、​共通の問題がある。それはファンダメンタルの問題に「なぜ?」という考えを持たずにいることだ。 背景にあるものを知ろうとしないのは、これまでの日本の教育の仕方が教科書に書いてあることの暗記などが中心で、知る喜びも知る必要も教えていないからだ。だから自分たちで考えることをあまりしてこなかったからだ。 日本人は日本のことを知らないままでいいのか?日本人は自分の国のことを聞かれても答えられないのだ。そうしたら日本に来た外国人に日本のことを教えられないし、日本人として外国に行った時に日本人の代表として日本のことを伝えることもできない。​ 日本​人​は外国のことを学ぶと共に、​私たちはどこから来たのか、私たちは誰か、という問いにもっと真剣に向き合わなければいけない。Facebook

【生徒作品】中村 美桜 13歳

【生徒作品】中村 美桜 13歳 随筆:理想の世界の物語 スティーブンスはその日の夜ベッドの中で、その日の早朝に出会っためんどりと、農家の女性との心温まるささやかな時間のことを思い出していた。 あの時、あのブレーキを踏むのが一瞬でも遅かったら、あのめんどりをフォードでひいてしまっていたかもしれない。止まったのはめんどりからわずか1、2フィート手前だったことを思うと、その瞬間のブレーキを踏んだ足の感触や、手ににじみ出て来た汗のことを思い出す。しかし、あの、のんびりと歩いていためんどりをひかずにすんで本当によかった。車の前でめんどりは立ち止まってしまい、しばらく前にも後ろにも進まなかったが、めんどりは地面で何かをついばんでいたことを思うと、なにかおいしいものでも地面に落ちていたのかな。 しかし、あの若い農家の女性は、なんとも感じがよかったなあ。本当にめんどりのネリーを大事にしている様子が伝わって来たし、以前にひかれてしまった亀の話もしていたし、あの農家の奥さんなのだろうか。あんな風に気持ちのよい環境で育ったら、子供ものびのびと育つだろうなあ。しかしあの時ちょっとすれ違っただけなのに、うちでお茶でもしていきませんか、なんて誘ってくれて、本当に、自分が行なった行動に感謝してもらうというのは、心がほっこりと暖かくなることだ。 スティーブンスは、あのソールズベリーまでの道のりの牧草地のこころよい草の香りを思い出していた。また今度時間ができたら、ぜひあのあたりにまた立ち寄ってみたい、そう思いながら眠りについた。Facebook

【生徒作品】中村 美桜 13歳

【生徒作品】中村 美桜 13歳 「アメリカのFT person of the yearと、日本のウーマンオブザイヤーは、日本とアメリカの何を証明するか。」 FTが決めたウマンブザイヤーは、ウーバーで起こったセクハラのことをウェブに投稿し、アメリカ中の女の人がセクハラ被害について大きな声をあげて社会へ訴えられるような環境を作った人だ。これに対して日本では、しわ改善化粧品発明をした女性が、今年を代表する活躍する人に選ばれた。これは日本とアメリカの何を証明するか。 アメリカのFT person of the yearは二つのことを証明する。一つはやっと女の人たちが自分の声をあげて、自分の足で立ち、女の人も黙っていないぞ、と叫ぶ強い力を持ち始めたということ。もう一つは、アメリカのダークサイドが世界に対して公になってきたということだ。アメリカは表向きはすごく自由で平等のような顔をしているけれど、実はそうではないというのが、昔から続くアメリカの本当の姿だ。現在の大統領を見てもわかるし、政治家や、メディア業界で大きな力を持つ人たちの中にもセクハラをしていた人がたくさんいたことが、いまボロボロと出てきている。 一方で日本のウーマンオブザイヤーが証明することは、日本の人たちは今でも外見ばかり、シワの数などを気にしていて、それが1年を代表する成果に選ばれる、なんとも平和な国だということだ。男性も女性も、見た目は若い方がいい、シワはすくない方がいいと考えており、世界を取り巻く難民問題や、隣の国から発射されるミサイルのことさえも考えていない、能天気な国民が多いということを、はっきりと示している。 アメリカのセクハラ告発も、嬉しいニュースではない。しかし、こうして社会の膿を出すということが大事なことであると、アメリカの新聞ファイナンシャルタイムスは知っている。トランプ政権のもとで、女性を軽く見ることが許される気配すらある中、メディアの役割はどうあるべきかをしっかりと意識している。それに比べて日本の「日経ウーマン」は、女性の活躍を応援している雑誌なのだろうか?シワ取り化粧品を高く評価していることから、私には、日経ウーマンは、内面よりも、外見ばかり気にするような女性を応援する雑誌のように思えてしまう。Facebook

【生徒作品】中村 美桜 13歳

【生徒作品】中村 美桜 13歳 「今年の私の知的な進歩について」  今年私は、色々な物に影響されにくくなった。周りの物を無闇に吸い込むのではなくて、それはどういうことなのか?何を本当に言いたいのか?と考えるようになった。だから、悪いことは悪い、いいことはいいと見分け、いいことは知って学ぼうとし、悪いことは何が悪いのか、そこから学べることはあるか、と問うようになった。  この夏私はグロスマン先生に「腰を落ち着けなさい」と言われた。その時から私は人が言うとおりに動く前に、それは自分のために良いことなのかどうかを考えたり、何かを決めることになったらその瞬間の気持ちに流されないように気をつけている。私は、落ち着くことで何をやるべきかを少し冷静的に考えるようになってきた。それから私は、勉強で学ぶことは私が生きていく中でどう使うべきかなのか、を意識するようになった。例えばファインマンの文章を暗記した時には、表面の美しさ以上の中身の機能に見える美しさをつかむことを習ったので、そういうことは世の中に他にもあるのではないかと、私はいつも考えている。  それから私はほとんどの歴史上の宣言で言われていることは現在の本当でないことも知った。例えばアメリカ独立宣言等にはAll men are created equal と書いてあるが、これはインディアンや黒人、女性などは例外とされていて、白人男性のあるクラスの人たち以上は平等なのだという、現在の常識はとうてい通じないような内容だ。そしてどんな昔のことでも、かつて問題であったことは現在に続いているということを学んでいる。だから昔に起こった問題は今でも問題であり、人々を苦しめたり、もめごとを起こしたりし続けている。  それから私は知的な物は面白いことが多いと学びはじめている。世の中の様々な事象にはいろいろな面があり、それぞれが別の世界につながっていると気づきはじめている。そしてこの世界には無限に知ることがある。そして私は「わかった」ということはほとんどないということも気づいた。だから私が完全に分かっていることはない。  しかしこれからも私は勉強をして「わかった」と思えることを少しでも増やせるように努力していきたいと思う。Facebook

【生徒作品】 中村美桜 13歳

【生徒作品】 中村美桜 13歳 「エッセイ:同じ仲間だけで生きようとすることについて」 人は自分の文化から、抜け出すことで進歩する。同じ仲間だけで生きようという願望は人類の進化には敵である。 最近、世界各地で、独立しようとする運動が起きている。イギリスのEUからの脱退、クルド人のクルド国家願望、カタロニアのスペインからの独立希望、そしてアメリカには「アメリカファースト」と叫ぶ大統領が生まれ、白人だけがいるアメリカにしようと白人至上主義が起きている。それらはすべて「同じ人間だけで集まって生きたい」という願望からきている。なぜなら、人は似ている者同士で集まっていると楽だからだ。考え方が似ていたり、同じような食べ物を食べていると、苦労が少なく、争いごとも起こりづらくて、やりやすい。 しかし、小さな集まりで、お互い相手と同じ考えでやっているのでは何も新しい意見が出ないし、面白い発見もでない。だから新しい物が発明されないし、文化も作られない。そして自分の悪いところがわからなくなったり、自分の考えが絶対的と思う人が多くなる。そうなると多様性がなくなり、お互いの違いの中から新しいものを生み出したり、元々なかったものを考えついたりということがなくなる。すると、その国の成長は止まる。 スペインから独立しようとしているカタルーニャに対し、ドイツの外相は「一方的に独立宣言すれば無責任だ」と批判した。多様性を認め団結してやってきたEUなのに、自分達さえ良ければという考えを持つ民族が増えてくると、EUやヨーロッパ全体の発展は無いことを分かっているからだ。 それは、中国人活動家のアイ・ウェイウェイさんが難民の映画を作る時に考えたことの中にも見える。彼は、もう金や名声もいらないのになぜこの映画を作ったのかと聞かれた時「自分の快適な所から自分自身を取り出し、自分のよく知らない場所に自分を置くことが、自分を学び、自分を試すための方法だから、そういう自分の生き方を達成するためだ」と言った。彼は難民についての知識ゼロから始めた。なぜなら彼が育った中国は人間を凍結させてしまう国だったからだ。 これはまた、人間だけに起こることではなくて、自然にも起こっていることだ。レッドウッドは5000年生きている。彼らは寒い時代、暑い時なども様々な環境を耐え、他の木のDNAも混じり合って、無敵の強さをもつ植物になった。もしレッドウッドがレッドウッドだけで子供を作り、同じ環境にずっと生きていたらそこまで長生きできる木になれただろうか?自分だけの仲間から抜け出し、多様性を受け入れることでこそ、植物も、人も、国も、強くなる。Facebook