持永れみさんの作品

小説 「鏡の自分」

小説 鏡の自分 持永れみ 2080年。日本。東京都。 1. プロローグ  見渡す限り、灰。自然の一かけらも見当たらない。水、草、木、その他の緑も消滅している。地球は現在、真っ暗だ。  2080年とは、今から69年後の時代。今では、ロボット達が世界を治めていて、人間の人口は、一段と減ってしまった。21世紀の終盤となり、人間の力とは不必要となった。すべてはロボットが政治、経済、ニュースなどを支配しており、ホトンドの人間はカットされてしまった。未来には残るといわれてる精神科医や芸術家も、他の人々がいない限り成り立ってない。数十年の間に、絶望を感じた人間達は、世界で多様な自殺などが行われ、世界の人口はおよそ30人となった。世界中の生き残りは、ロボット達をひどく憎み、東京都を自分達の本拠地とし、ロボット達と戦争におちいている最中だった。  人間の人口が減る一方で、ロボットの数はかなり増えた。まだ、2020年の頃、人間達の未来の恐れを気づかずに、さまざまな活用ロボットを発明していた。「自分達の役に立ってくれる」と信じて、人間達は、後先考えないで、作っていた。しかし、技術は毎日進んでいった。その中である一人のロボット製作者は、あるミスをおかし、人間滅亡のきっかけを作ってしまった。それは、ロボット達に「意思」を与えてしまった。その後、ロボット達の暴走が始まり、ロボット達の全世界制覇/人間滅亡 の作戦が開始されたのだった。

エッセー 無題

エッセー 無題 持永れみ  ドラマやアニメには、非現実的な場面や人物がでてする。そのため、現実逃避をしたい社会人には、人気があるのだ。そのような場面には、登場人物達の会話に「苦難を一緒に超えられたから、分かり合える、」という台詞がよく聞かれる。このように、意味自体は知っているが、深く考えたことのない言葉が存在する。しかし、自分の経験から、そのピンとこなかった言葉の全体の意味が明らかになるときがある。 「苦難を一緒に超えられたから、成功した。」の意味は、人と一緒に苦しいことや辛いことを乗り越えれば、お互いに理解しあえ、物事は成功すると、言われている。しかし、我々はそのままの意味だけでなんとなく納得してしまう。でも、言葉にはそれ以上の意味が存在する。例えば、学校ではよく同じ顔ぶれのグループをを見かける、それは、主に、同じ部活の生徒達がかたまるからだ。部活の中では「苦難」というほど激しい苦しさはないが、キツイ練習や厳しいコーチとの接触を経験している。同じ苦しさ、辛さを知っている人は、自分の苦しさを分かっていると思うから、自分に「仲間」や『理解者』が出来るのだ。  つまり、言葉の意味は自分の経験からこそ本当の説明ができるのだ。辞書は分からない言葉を検索する資料であり、とても便利で重要なものではある。しかし、同じように自分の人生でしか出来ない経験も同じように重要なのだ。

エッセー 「アメリカの新聞に出た、日本人についての正反対な二つの意見」

エッセー アメリカの新聞に出た、日本人についての正反対な二つの意見 持永れみ  例えば、動物園でライオン達を見るとする。そのライオンの群れを見ていて、一匹一匹の区別はつかない。外見は皆よく似ていて、違いなど察することもできない。。アメリカ人にとってのアジア人もそうであろう。中国人、日本人、韓国人など外国人からすると、同じ肌の白い、黒髪の別の言葉を喋る人種と区別されている。特に違うところは、ないと。しかし今回、津波が日本を突撃し、その見方は変わった。  3月11日、日本に天災である地震と津波が到来した。地震は、高いマグニチュードで東北地方、関東地方の多くの家を揺さぶり、大きな危害を与えた。さらに、津波は、日本史上最大の津波で多くの住民を襲い流し去った。この恐ろしい震災のニュースは全国、全世界に渡り、広まった。そのため、ニュースキャスターや新聞記者は、この震災のことでいろいろ調べた。そして、アメリカの新聞には、二つの記事が書かれた。一つは、日本人が大きな障害をうけたにもかかわらず、文句も一つも言わない、ストイックな人々だ、と日本人を褒めた記事が書かれていた。そして、もう一つは、日本人を侮辱、非難する記事であった。  あるUCLAの学生、アレクサンドラ・ウォレス氏は、アジア人の行儀の悪さを思い、そのことをYoutubeで悪く批評していた。アジア人は、図書館で声が大きいなどといっている。そのマナーの悪さを指摘する中に、日本人が震災を受けた人々を心配している電話がうるさいと書かれていた。両方共、正反対の意見を持っているが、ある一つの共通点がある。それは、日本という国を認識している、ということだ。  つまり、この震災によって、世界の人々は、「日本」を一つの国として見るようになった。アメリカ人が書いた記事がその結果だ。アジアとは、いろいろな国が含まれている。違う国々の区別がついたのは、日本にとって、ポジティブな方向だ。

小論 「人工頭脳の急激な発達と私の自衛策」

小論 人工頭脳の急激な発達と私の自衛策 持永れみ  すべてのモノは、何かが足りない。それは、なんでもいい。例えば、人間は皆、それぞれ欠点があり、それを直すため、よくするため、生きている。ロボットも同じように作られた。ある肝心なモノが足りてない。それは、感情だ。  最近、アメリカの人気クイズ番組、「Jeopardy!」では、変わった出場者が出場していた。二人は、前年の「Jeopardy!」チャンピオンであり、もう一体は、ロボットのWatsonであった。Watsonは、非常に優秀なロボットであり、体内に90種類のコンピューターサーバーを持っている。それを元に、Watsonは「Jeopardy!」で勝ってしまった。これをきっかけとして、人々は、人間はロボットより知能が劣っているという不安を抱いてきた。確かに、単純に考えると、ロボットは人間の頭脳より賢くなったかもしれない。しかし、逆に考えることも出来る。もしかしたら、人間には、ロボットには答えられない、そして、特別な知能を持っているという可能性がある。人間とロボットの一番の違いは、それぞれ持っているものであり、具体的に言うと、「感情」だ。人間は、感情の生き物である。いろいろな出来事に思いを抱き、成長してゆく。ロボットは、単に知識が入れられている。未来に進むと、ロボットは、Watson以上に発展していて、より人間に近づくだろう。しかし、我々の感情という特殊な知能は完全には、「入力」できない。  そして、このAI未来はどんどんと発展している。いずれ、人間の働きは必要としない世界になるだろう。例えば、簡単な仕事のバスドライバーやレジの仕事をする人は、近いうち、それぞれのロボットを活用し、次から次へと、仕事をなくすだろう。でも、これは、簡単な仕事をしている人達だけとは、限らない。このように、ロボットが多くに活用されると、専門の仕事の人も切られてくる。医師、弁護士、教師は、すべて資格で得る職業、どんな世間でも必要とされる職業だ。だが、世間は進んでいる。師と呼ばれる者たちもロボット達に仕事を奪われます。同じ知能や資格を得て、必ず人間の仕事を減らすだろう。でも、その中で、ロボットに出来ない職業もまだ存在する。種類は、二つある。一つは、芸術家だ。音楽や絵は、それぞれの作家が自分の感情を表す仕事である。だから、なかなかロボットには出来ないだろう。そして、もう一つは、精神や心に関係する職業だ。例えば、精神科医は、心の病気を持った人を治す人だ。精神科医は医師であるが、外科医や内科と違って、感情を読み取る医師だ。人間にはまだ職業は残っている。  でも、職業の中で、コンピューター達を作っている人たちも大勢存在する。Watsonも他のコンピューターも全部、人間が開発した物体だ。だから、すべてのコンピューターの元は人間だ。人間達は、自分の知能、経験、言葉をコンピューターに入れて、開発してきた。そのため、一般の人間と一般のコンピューターはよく似ている。The Most Human Computerは、心のない人間で、優秀な頭脳を持つ者であり、The Most Human Humanは、同じ人間であるが、一般の頭脳の持ち主で、心を持っている者たちだ。それで、人間は自分が感じた感情の中で成長していく。だから、感情を持っていないコンピューター達は、ある意味、成長しないだろう。それこそが、コンピューターと人間の大きな違いだ。さらに、やがて、数十年経つと、人工頭脳をほとんど頼りにする世界になる事が考えられている。だから、結果的に人間は人間らしくいられなくなる可能性が高い。人工頭脳は、いろいろな未来に役立つ知識をもっているため、未来のためになるから、人間達はそれだけ頼りにしてしまうからだろう。そしたら、人間の唯一の長所である感情の消滅の危機に迫る。だが、それはないだろう。ロボットには、複雑な感情を感じとれない。たとえ、未来に進み、コンピューターに感情を覚えさせても、それは、きっと簡単な感情のみだ。嬉しい、悲しい、苦しいという単純な感情しかわからないだろう。我々人間は、それ以上の感情を感じ取っている。悲しいときにでも、嬉しいという気持ちが混ぜあったことを覚えることもあり、悔しいという感情も一言では説明ができない。複雑な感情こそが我々を人間として、人間らしくなる最大の武器だ。所詮、人間は人工ではないのである。