詩 「小さいものの中に宇宙がある」

詩 小さいものの中に宇宙がある 上畠 啓暉 小さいものの中に宇宙がある 微生物とか微粒子は地球上の小さいもの 微生物も微粒子も自分の目では見えない小さいもの 人間は人間中心で物事を考えてしまう そして見えるものに関してもっと考えてしまう 手で触れるものについてもっと考えてしまう 微生物は目も見えないし、 触ることもできない 微粒子も目では見えないし、 触ることもできない だから人間は普段、 微生物と微粒子に目が向くことがあまりない でも目を向けたら面白いかもしれない だって皆には見えない小さいものが全ての始まりだから 微生物や微粒子はずっと前からいた 人間の先祖が生まれる前からいた 地球は46億年前に誕生した 人類の先祖の原始人は300万年前に出現した だけど微生物は38億年前に出現した 微生物の歴史に比べたら、 人類の歴史はまだ始まったばかり 微生物は人類の人生の先輩なのだ その上微生物や微粒子は人間や動物や植物の中にもいる 微粒子が体内のものを作り出している 微粒子がなかったら 今の人類がなかったかもしれない そして宇宙は微生物や微粒子みたいなもの 顕微鏡で見る大量にある微生物や微粒子をかき集めても 見ている物体にある量の一割も行かない 宇宙も目に見える星や数を全部集めても、 宇宙全体の重さの4%にしかならない 金子みすずの詩のはちの神様でも同じ いろいろな小さいものではちもできている その小さいものは全てを作っている 神はすべてを作っているといわれている 小さいものは全ての物を作り上げている 全てを作り上げている微生物を神と呼んでいる

小論 「バイリンガルの頭は強いのに、日本人はなぜバイリンガルにならないのか」

小論 バイリンガルの頭は強いのに、日本人はなぜバイリンガルにならないのか 上畠 啓暉  今はグローバル時代、世界中の人たちが最も使っている言語は英語である。どこに行っても会話が成立するのは英語というのがほとんどであろう。海外に留学して見聞を広めたり、それを利用して国際的なビジネスをする際にも英語が必要。英語を話せれば将来の夢はどんどん大きく広がっていく。だから英語を学ぼうとする人はいっぱいいる。そして最近の研究では、バイリンガルであることで、脳がもっと強くなるらしい。アルツハイマーでも、モノリンガルの人たちに比べてバイリンガルの人たちはかかりにくいという。  だが日本の人たちは、バイリンガルにはならない。日本に住んでいる人は英語を聞いて、話す機会があまりないから、実践的なトレーニングができない。何でもそうだが、物事を何回も繰り返すことで体に叩き込む。サッカーでも、何回もシュート練習やパス練習やポストプレーを練習することで、実際の試合でできるようになる。サッカーの説明書みたいなものを試合前に読んだって、読んだことを本番で実践できることはほぼ100%無いであろう。FIFA World Cupが今年行われたときに世界中から技術力の高さで評価されていたサッカー日本代表の本田圭祐選手でも小さいときから猛特訓を受けていた。だから英語も何回も繰り返し口に出したり、聞いたりするトレーニングが必要。でも日本人はそうする機会があまり無いから、バイリンガルになることができない。  もうひとついえるのは、英語を学ぶときのゴール設定が低いことだ。周りの友達が全員バイリンガルだったら、自分も遅れを感じてバイリンガルを目指してがんばって勉強するであろう。でも逆に周りが少しだけ使えたら、自分たちもそれぐらいでいいかなと思ってしまうかも知れない。もっといえば、周りに英語を話せるバイリンガルが一人もいなかったら、それほどいらないと思って、勉強に専念しないかもしれない。日本人で英語を堪能に話せる人たちはあまりいないから、全体的にしやくれるひとが少なくなってしまうのであろう。

小論 「北朝鮮の世襲三代目のアナクロニズム」

小論 北朝鮮の世襲三代目のアナクロニズム 上畠 啓暉  先月の9月28日に北朝鮮で四十年以上ぶりに開かれた朝鮮労働党代表者会と党中央委員会総会でキム・ジョンイル総書記の三男であるキム・ジョンウン氏が党中央委員および党中央軍事委員会副委員長に選抜された。そして正式にキム・ジョンイルの後継者として決定した。いいかえれば、キム・ジョンウンは朝鮮人民軍の大将の座を手に入れた事によって、後に共産党の最高指導者の座も手にいれる事ができるようになることが確実となった。この発表がされるまでは、キム・ジョンウンの写真は海外のメディアなどでは二枚だけを繰り返し使っていた。表記がわからなかったから、同氏を「金正雲」と表記したりしていた。金・ジョンウンはなぞめいた人物であった。就任が発表されたあとの今月の10月1日まで名前が漢字表記の「金正恩」だということがわからなかった。北朝鮮と親密な関係名関係にある中国でも同氏を「金正銀」という誤った表記をしていたのである。  祖父に当たるキム・イルソン主席から数えると、キム・ジョンウンは「世襲制」の三代目となる。この北朝鮮の「世襲制」はもう時代遅れであろう。朝鮮は、日本によって植民地化でくにを併合されるまでも、李家による世襲王朝だった。だから北朝鮮は長い間「世襲制」である。そういう意味でも古いが、その制度のやり方自体が古いであろう。「世襲制」はひとつの家族や、その親戚によって構成されている。この制度はいろいろなことを自分たちの家族で決めてしまう。そして家族たちの中で物事を考えると、自分たちの家族を軸に物事を考えるようになってしまう。自分たちの家族が得をするように物事を動かしている。そうなるとほかのことがおろそかになってしまう。おろそかになった結果、北朝鮮は食料不足や核開発などの問題を抱えるようになってしまう。共産主義であった東ドイツは西と併合してからも、まだ遅れ気味である。だから北朝鮮は、「世襲制」を終わらせて、家族の人以外に権力を渡すべきであろう。

小説 「俺は誰だっけ?」

小説 俺は誰だっけ? 上畠 啓輝 Introduction  スパイとは、国家そのほかの団体が秘密にしている情報をひそかに、あるいは虚偽、買収などの手段を用いて探知、収集し、対立関係にあるほかの国家や団体の利用に供する者である。スパイはどこのどいつがやっているかなんてわからない。でも顔が割れてしまえば、自分の情報がいきわたって、自分も、家族も、友達も危ない目にあってしまう。だから目的を果たすために、「自分」を自分じゃなくする。自分の名前を変え、自分の性格も変え、自分の顔なども変えたりする。偽の家族も作ったりもする。ターゲットに近い何も知らない一般の人と”付き合い“、その人もターゲットも騙す。その関係は一ヶ月続けば、何年も続くこともある。これを指令が出るたびに行う。次々と新しい「自分」が出来上がっていく。でも数多く存在するスパイの中では、頻繁に「自分」をコロコロと変えていくうちに、本当の「自分」が誰だかわからなくなっていく者もいる。本当の自分以外でいるときは、その存在しない人の名前は自分の名まで、その人の過去は「自分」の過去だということを頭に叩き込んでいる。その存在しない人として長い間生活しいるから、どんどんその日が本当の「自分」だと思ってしまう。でもまたその後また新しい自分が出てきて、「自分」だと思い始めていた自分がいなくなってしまう。これが何回もおきている間、本当の「自分」の存在を覚えとかないんといけない。本当の「自分」と、偽者の「自分」を両方の全部の情報を覚えておくことが、ストレスとして蓄積してしまう。そして、なんかしらのショックを受け、すべての記憶が消えてってしまう。それで完全に自分を無くしてしまうのである。この話は、「自分」を無くしたスパイの話である。