生徒作品 「ダイヤ」清水亮翔 14歳

ダイヤ

僕は黒人として生まれた。アフリカのモロッコで生まれ、アメリカのテキサス州に移住してきた。移住してきたのは3歳の時で、幼稚園は行かず、一年生になった時小学校に通った。その時から何か違和感を感じるようになった。僕のような黒人は2だけしかいなく、そのほかは皆白人であった。絵を描く授業で、ほかの白人の友達は良い色鉛筆を渡されたけど、僕ともう1人の黒人は古い色鉛筆を渡された。何か先生が僕のことが嫌いなようであった。その時は、「あ、ただ先生が僕のことが好きではないだけだ」と思っていた。

3年生になったとき、その違和感がはっきりしてきた。先生だけではなく、僕の白人の友達まで変わってきた。白人の友達が面白そうに話している時、1人の白人に「その消しゴム貸してくれる」と聞いた時、みんなが笑うのをやめ、僕のことをじっと見て、5秒ほどしたら貸してくれた。直接僕は白人たちにいじめられたわけではない。何かプレッシャーのようなものを感じるようになった。

5年生のある日、白人たちとバスケットボールを遊ぼうとした時、1人の白人が「あんたは僕たちと違うから出て行け」と呼ばれた。このようなことは、人生で一度もされなかった。心にヒビが入った。

このことを翌日お父さんに言った。するとお父さんはなぜか泣き始め、こう言った。「本当にごめんな。君は白人のように自由に生きることができないんだよ」と言った。この時初めて僕はほかの子とは違い、黒人であり、差別されていたことがわかった。

その日から僕は変わった。白人たちを見返してやりたかった。黒人は白人のように人間であり、肌の色が違うからと言って、人間でないというのは間違っている。僕は図書館に行き、たくさんの本を借り、本を読むことにした。本を読んでいくうちに、自分は作者になりたいと思った。

成績はクラスの誰よりも良くて、順調であった。みんなからいつも批判を受けた。それにも関わらず、作者になるためたくさん勉強した。僕が23歳の時自分の人生を描いた本を書いた。出版社へ持ってたが、やはり黒人だからと言って受け取ってくれなかった。しかし諦めなかった。30社以上の出版社を訪れ、やっと僕の本を出版してくれる出版社を見つけた。

その後僕の本は黒人の作者と評判になり、ベストセラーとなった。そして多くの人々から僕は黒いダイヤと呼ばれるようになった。ダイヤの中は、びっしりと炭素の分子が並んでおり、電気を通す隙間もない。地球で一番強いものとされ、身の回りから批判を受けたにも関わらず、僕の本をベストセラーになるほどの作者になれたということで僕いはダイヤなんだ。