【生徒作品】清水亮翔 13歳

「イギリス記者の日本の見方は正しいのか」

リチャード・ロイド・パリーは、東京に20年以上暮らし、現在はイギリス「ザ・タイムズ」紙アジア編集長および東京支局長として日本社会を見つめ続けているイギリス人記者である。彼の日本の味方は、本当に正しいのであろうか。

彼は、2017年8月に「Ghost of the Tsunami」という本を出した。そして2018年1月に日本でも「津波の霊」を出した。この話の舞台の1つとなったのは、宮城県石巻市の大川小学校である。2012年3月11日の東日本大震災の際起きた津波によって、大川小学校、生徒74人と先生10人がなくなってしまった。これだけ多くの若い子供達の命が一度に奪われた。

この事件の後、4月26日大川小学校の23人の遺族が、石巻市と宮城県に対して損害賠償を求めた訴訟の判決をが出た。「事前防災に不備があった」として、市と県に14億3617万円の賠償を命じられた。それに対して、市と県は判決を不服として最高裁に上告した。

この事件の際、パリーさんは、これは明らかに防ぐことができたという意味で、これは幾多の震災被害の中でも最も悲劇的な話の1つであると感じている。しかも彼は、市と県が犠牲者の家族の苦しみを長引かせようとしていることに、憤りを覚えますと言っている。

しかし本当は違う。本当は、遺族側が損害賠償を得られたとしても、彼らの哀しみの深さや怒りの慰目にもならないはずである。天災というのは、自然の災害なので、誰も訴えようがない。しかし遺族側が、学校や県などを訴えている理由は、自然などを訴えても何もならないので、市や県などのせいにしている。事前防災に不備があったといわれても、先生などたちは生徒たちを助けるのに全力を出していたはずである。

イギリス記者パリーさんが見る日本の正しいところもある。例えば、津波の幽霊である。すぐ事件が起きて幽霊が出るのではない。自分の暮らせるところ、食料や水が整った後に、心の傷ができる。息子が死んでしまったことや友達が死んでしまったことなどを振り返ってしまう。そして幽霊の現象ができる。

しかもパリーさんがさす、日本人記者とイギリス人記者の違いもあっていると思う。彼は、イギリスのジャーナリストや主要新聞は、権力ある者に対して楯突くことにプライドを持っている。それが自分たちの仕事であると認識している。しかし日本の場合は逆で、対立を避けようとする社会的気質を持っていて、権力を持つ期間などを批判することに消極的だとパリーさんは思っている。

このようにイギリス記者が見る日本の多くは正しいが、見方のイギリス的な所は正しくないと思う。