【生徒作品】中村美桜 14歳

宮沢賢治の「虔公園林」の21世紀の物語

ある⼥の⼦は学校で嫌われていた。彼⼥は軽い知的障害があり、みんなと同じことができないだ けでなく、授業の時に⼤きな声を出したり、急に泣き出したりする。だから彼⼥は⼩学校の⽣徒 たちに嫌われていて、たまに意地悪されることもあった。先⽣たちも彼⼥に冷たかった。友達が いない彼⼥はいつも⼀⼈でランチを⾷べ、図書館へ⾏ったり、絵を描いたりしていた。

 

彼⼥はい つも、ピンクのズボン、キャラクターが描かれたダボダボの服、虹⾊のマフラー、明るい紫の靴 という服装で、⼿にはいつもノートを持っていた。そのノートには、誰にも⾒せないたくさんの 詩が溜まっていた。そして彼⼥は⾃分が静かに⼈々を観察し、感じたこと、⾃分が強く思っていること、⾃分が素敵と思ったことすべてを詩にしては、したためておいたのだ。

 

今彼⼥は⼤学⽣だ。彼⼥は友達も何⼈かでき、今では授業を静かに聞けるようになってきた。ある時、彼⼥が⼩学⽣の時から貯めておいたたくさんの詩を読んだ友⼈が、それに感動して出版し ようと⾔った。出版社へ持ち込むと、彼⼥の詩は⼈の⼼の奥深くまで届く詩だと評価され、さっ そく出版されることになった。

 

彼⼥の詩集はいじめられている⼦供達を勇気づけ、知的障害のあ る⼦供達やその家族に希望を与えた。そして彼⼥は詩からの売り上げを、⼈々がいじめられずに遊んだり、詩を作ったりできる公園を作った。