【生徒作品】清水さくら 9歳

詩人たちの直感は、科学者が感じるよりずっと前に、宇宙の神秘を言いあてている。それはなぜか。

芭蕉、ノヴァーリスやパスカルなどの詩人たちの直感は、科学者が感じるよりずっと前に、宇宙の神秘を知っているのはなぜか考えた。

ノヴァーリスは

『すべての見えるものは、見えないものに触っている。 聞こえるものは、聞こえないものに触っている。 かんじられる物は、感じられないものに触っている。 おそらく、考えられるものは考えられないものに触っているだろう』

とかいた。これはすべて見えるもの、聞こえるものや感じるもの考えるものがすべてではなく、見えないものや分からないものの答えは実はとても身近なところにあるということをいっていると思う。見えるものや聞こえるもの感じられるもの、考えられるもののすべてが当たり前だと思ったり、それがすべてだと思い込んだりするから何も発見しない。

見えないもの、聞こえないもの、感じられないものや考えられないものを考えるのが詩人たちだ。

芭蕉は

『よく見れば ナズナ花咲く かきねかな』

という俳句を作った。この俳句には「よく見ると」と書いてある。つまりよく見たからこそ、ナズナが垣根の間にひっそり咲いていたのを発見できたのだし、そこに宇宙の生命を感じて感動したということ。

パスカルは「パンセ」の中で、

「人間は一茎の葦にすぎない。自然のうちで最も弱いものである。だがそれは考える葦である」といっている。人間は宇宙から見れば弱い存在だけど、人間は宇宙までも考えることができるから偉大だということだ。

芭蕉やノヴァーリス、パスカルなどの詩人は、見えないもの、聞こえないもの、感じられないものや考えられないものを考えられるからこそ、科学者が感じるよりもっと前に宇宙の神秘や真理を言い当てることができる。