【生徒作品】 中山 慧大 7歳

【生徒作品】 中山 慧大 7歳

「無明とは何か」

 ぼくはこの漢字二つとも知ってます。でも聞いたことない。漢字を見ると、明かりがないっていう意味だと思う。むみょうと読みます。
 ひひょうの天才こばやしひでおと、数学の天才おかきよしという人が無明について話してる本を少し読んだ。このおかきよしという人は、ぼくの東京のおじいちゃんみたいに見えるから、面白そうと思ったら面白かった。
 無明というのは、ピカソみたいな人のことです。ピカソは、スペインで生まれた画家です。変で、ひんまがってて、どの顔も笑ってない人をかきます。顔の半分はほか向いてるのとか、牛の首をちょんぎってスタンドみたいなところに置いたりする。ぼくこの人の絵を見ると戦争みたいって思う。見たそのままをかいてなくて、自分自分ばっかり。自然をわざと変にする。かみのけも目も、色も形も苦しい感じがする。顔はにこってしてないし、泣いてるか、いたそうか、かなしそうか、こまってるか。ぜんぜんわらってない。
 そこにあるものを、見たままに書かないで、自分の気持ちを入れてる。女の人の顔は、右からと前からと、両方いっぺんに見られないのに、無理にねじまげてるから、見る人も変になる。ねじまがる。
 自然のものをねじ曲げる人は、ぼくのまわりにもいっぱいいる。つめを赤くする女の子とか、野菜ぜんぜん食べないけどビタミンのんでるからだいじょうぶって言ってる子とか、虫がきらいで、どくあるかもしれないとかギャーギャー言ってふみつぶす子とか、みんな無明だ。明かりがない。ぼやーっとしてる。
 ピカソは、無明が美しいと思ったかもしれないけど、それはちがうと思う。自然はそのまんまかけばいいのに、へんてこな人間の目で、ゆがめちゃだめ。