グロスマンアカデミー 生徒作品ブログ

Grossman Academy Students Opinion Blog

【生徒作品】 中山 慧大 7歳

without comments

【生徒作品】 中山 慧大 7歳

「Half way down は、きっとぼくのことだ。」

 ぼくは、かいだんの下でもない、上でもないところですわっている。
 ぼくは、英語と日本語しゃべる。このごろ、英語が少し日本語に入っちゃう。学校では英語しゃべらないとだめだから、おうちで話す時も英語がすぐ出てきちゃう。ここアメリカだから、英語話さなくちゃだめだから、うちの中に入ったときも日本語でなんというのか分からなくて英語でしか言えないときがある。
 ぎゃくもある。この間、
「そうそう、そうだよね!」
って学校の休み時間に日本語で友達に言っちゃって、あって口をおさえた。Three digits が3けたっていう意味だってつながらなくて、Laura が話してるのを聞いてあーそれねって思ったこともある。
 かいだんの上は日本語。登って行ったら日本語の世界。そこでは日本語話す。たとえばグロスマン先生、お母さん、お父さん、お兄ちゃん、グロスマンアカデミーの友達。花も、木もある。土や草がある。花や木と話すときには、日本語を話す。
 かいだんの下は英語。ちょっとかいだんおりて英語の世界の Hoover Elementary では、英語で勉強する。英語をしゃべる。Playground がある。友達と話すときの言葉。オピオイドがあるのは、こっちの世界。
 ぼくは、この二つの場所の真ん中にいる。どっちにも行ける。ぼくのいる所は、どこでもない。どこにも見つけられない。こんがらがっちゃって、変なまちがえた言葉言っちゃったりするけど、とくべつな、ぜんぜんちがう世界。
 はじめて1年生のクラスに入ったとき、ぼく、ひとりぼっちだった。新しいクラスで、タイラーとかなかのいい友達とはなれちゃった。でも、日本語を話したいなとは思わなかった。だってそこは、英語の世界だから。ただ、休み時間もランチの時間も1人で歩き回るしかなかった。Laura に「そうでしょ!意味が分かんないよ、それじゃあ。」とか英語で言われることもあるけど、がんばるしかないと思ったから。
 でも、ぼくは、この、かいだんの上でも下でもない所がすき。ぼくの家が、ふつうのアメリカ人の家で、ふつうに白人の家族だったら、英語しか知らない。ぼくのお父さんとお母さんは日本人だけど、ふつうに日本にいたら、日本語しか知らない。そしたら、どっちかの世界にいるから、行ったり来たりしないから、こまる事もなかったかもしれない。だけど、そうだったらいいな、なんて思ったことない。真ん中にいて、どっちの世界も見られるここが好き。だから、この Half Way Down は、きっとぼくのことだと思う。

電子版投稿者: グロスマンアカデミー

November 12th, 2017 at 10:15 pm (PDT)