エッセー 「生命のカラクリ」


エッセー
生命のカラクリ
谷 法之


 地球に存在する生命はじつに面白い仕組みで出来ている。長生きする方法を知っている生物や、数週間の命の生物などがある。環境によって変化する生物も存在する。このような変化を行う生物たちはじつにおもしろい生物たちである。

 セミにも多数の種類が存在する。殆どのセミの命は数週間だけなのに、ある種類のセミは十三年も“冬眠”状態で生き、十三年たって目覚めて死ぬ長寿のセミがある。そのセミはちょうど今年目覚める。いっせいに目覚めるこのセミたちは他の生物に食われる前に自分の子孫を残すことによって永遠に“生き延びる”事が出来る。そのためだけに生きるセミ、とても面白い。

 人間の体の中もまた不思議で、とくに脳が一番不思議な体の一部である。脳の一部がかけても、周りの組織がその欠けているところを補うことが出来る仕組みになっている。自然に治療してしまう人間の体は他の動物と違う特別な何かを持っている。人間は見られない進化をいつの間にか行っていた。頭だけでなく体もいつの間にか変化していた。