小論 「携帯のリスクと原発のリスク」


小論
携帯のリスクと原発のリスク
谷 法之


 現代の科学の進歩、新しいテクノロジーによって人間の生活はより快適かつ楽になった。3Dで見れるテレビや好きな音楽を常に身につけられるiPodなど、人間の毎日は快適になってきている。しかし、このような新しいものにもリスクがある。3Dのテレビの見すぎは目に悪い、iPodで音楽を長い間聴いていると耳の機能が低下するなどのように、そのようなリスクを背負っても人間はこの便利なものを使う。携帯と原発は便利なものになったが、ともにリスクを持つ。携帯のリスクが原発のリスクと比べて知られていないのは携帯が便利すぎるということとあまり表にでていないからである。

 原発に対しての議論が活発になったのは東北大震災の影響からである。福島第一原発内の核がメルトダウンして、高濃度の放射能を放出したことが世界各国でニュースになり、原発の是非を考え直している人がかなり増えた。福島原発から半径数キロの地域は立ち入り禁止地区になり、その地域に住んでいた住民たちは避難生活を送っている。この原発事故によって各国のトップは原発の使用を止める考えを表している。原発によって電気を大量に作る便利さを買われて今まで使用していたが、今ではその存在を消そうとしている。

 携帯の普及はこの数年でかなり高くなり、小学生の子供たちが携帯を持っている事はそれほど不自然でない時代となった。電話をポケットの中に入れられるという点が携帯電話の便利なところである。また、今の携帯はスマートフォーンと呼ばれ、携帯を使ってインターネットを使ったりゲームを遊ぶなどの機能を持った携帯は手放せない状態となった。日本では電子マネーを使う時のカードの代わりに使うものとなった。この携帯のリスク携帯電話を使うことでガンになる可能性があると最近の研究で分かったことである。可能性として出された結果であり、まだ確実ではない。

 携帯の是非を話さないのに原発の是非を話すのは携帯があまりにも便利になってしまったからである。小さい子供でも持っている携帯は人間の日々の生活に付着してしまったからである。他人との連絡方法として使われる携帯をいまさら止めるのは難しいことである。ましてや原発のように代わりになるものが無い(原発以外で電気を作ることは可能)ため、携帯のリスクを話すことはあまり無い。そして、携帯に対しての悪いニュースに関心を持つ人はあまりいないということが問題である。新しい携帯がでた時はその新しい携帯に興味を持つが、それ以外のことだとあまり関心を持たない人が多い。またニュース自体を聞く・見る・読まない人が多いため、リスクを考える人はあまりいない。原発のことに興味を持つ人が増えたのは日本の事故よってのものであり、大ニュースになったからである。

 携帯のリスクがもっと知られるには携帯によって体に害を及ぼした事件が出なければいけない。人々を引き寄せる出来事が起きて、やっとそのことに対して議論が始まる。見てみぬふりは便利になりすぎたこと。まだ確定でない研究結果で携帯を止める人はあまりいない。リスクを考えない人が多いから、携帯は無くならないが。原発には代わりのものがあるし、とても危険であるということから大騒ぎになっている。無知で電波を張っていないことはやはり危険である。