エッセー 「大学が天災で被害を受けると」


エッセー
大学が天災で被害を受けると
谷 法之


 東北大地震によって東北は大きなダメージを受けた。地震のダメージよりも津波のダメージのほうが大きい。家は津波に流され、大きな建物は津波によって破壊された。「生き残った」建物の中身は嵐があったかのような状態で、修復不可能のくらい破壊されているような建物もあったであろう。そして、生き残った建物の中でも一番大きな被害を受けたのは大学。

 いろいろな研究を行う大学。その設備や実験用の生物を管理するためには特別な環境を作らなければいけない時もある。しかし、殆どの水は放射能に影響されていて水が使えない、電気は原子力発電所のために限られた量しか使えないという厳しい状況である。そこで保管してあった研究用の動物たちは住む環境が合わず、やがて死ぬことになる。そして、研究のために使っていた機械は無残な状態で、修復不可能な状態である。一機数千万円という価格の機械は政府の援助無しでは買えないような機械である。

 大学のレベルはがた落ちしてしまう。そして修復するために時間をかけ、研究どころではないことになる。有名な大学も長い間はそこら辺の大学と同じレベルになってしまう。また「生き返る」日が早くくることを願う。