詩 「教育」



教育
篠島 匠人


人間は
自分の命を守るために
危機を回避できるはず

なのに自ら
進んでユッケを食べ
当たって死ぬ人がいる
お前は学校に行って
何を学んだのだ

人間は自分の命を守るために
放射線の危機を回避できるはず

なのに親は
一時も子供をルーティンから離そうとせず
被爆した学校へ行かせようとする
お前は自分の子供に
何を学ばせたいのだ

最早教育はなくなった
それに自らの子孫を残す生物的本能も愛情の無意識も
分裂したどこかへ消えた
分裂した核物質は元の核物質にはもどらないように