エッセー 「新日本人って?」


エッセー
新日本人って?
上畠 啓暉


 どの国でも同じだが、生まれもって日本人である人がいる。その人たちは自分たちの体の中に日本人の血が流れている。その人たちは、日本に住んでなくても日本人。親のどっちか、あるいは二人とも外国の血が入っていても、日本人である。どんな理屈でこのことを覆そうとしても、日本であるという事実は代わることはない。でも今の世界には、“新日本人”というニュータイプの日本人がいる。この”新日本人”というのは、日本人の地を持たない日本人である。自分たちの国の国籍を捨て、日本人として帰化するのである。“売国奴”や“裏切り者”という汚名をつけられても、それを甘受し、新たな日本国民となったのである。彼らは日本の魅力を理解しているから、日本の国民になりたいと思った。そして実際になっている。日本の血が流れていても、日本の魅力が分かっていなかったり、日本という国を嫌っている人がいっぱいいる。そういう意味じゃ、新日本人のほうが日本のことをもって知っており、日本に対しての愛国心が強いのかもしれない。