小説 「心のミッション」

小説
心のミッション
篠島 結衣


はじめ


 私の世界が変わった時は、私の母が「リア、私の事務室に来て。」と言った時だ。私はまだ10歳で、学校が終わった後に母の事務所にいたのだ。彼女はまだ仕事があったので、私は待っていた時に、彼女は私の名前を呼んだ。
 私が彼女の事務室に入ったときの気持ちは今でも覚えている。彼女の部屋はものすごく大きくて、寒くて、よく見れないほど暗かった。ドアを閉めた時の瞬間は恐かった。「ママ?」私の声は小さくて弱かった。すると、いきなり電気がついた。私の母の顔が見えるようになった。
 「あ、リアちゃん。こっちに来て。」彼女は自分の机の前にあったいすを私にすすめた。私は時間をかけて歩いて、そのいすに座った。彼女のつくえが高かったのか、私のいすが低かったのか、どっちだったのかは分からないが、とても私の高さでは母の顔は見えにくかった。私の母の机には、いろいろな紙やペンなどがきちんとおいてあった。彼女の名前のプラークがピカピカで、大きな字で「ルーナ山田:テレーンエイジェンシー」と書いてあって、その下に「諜報員」と書いてあった。
 「ママ、諜報員てなに?」私は聞いた。すると私の母はほほ笑んだ。 「それは私のことなのよ。私はスパイなの、ヒミツなんだけどね。私はこのヘッドクォーターのボスなのよ。」私はこれがとてもかっこいいと思ったので、喜んで、 「ママ、うらやましいな!」と言ったのだ。すると母は驚いて、「本当?よかった!その話をしたかったのよ。」と言った。彼女は立ち上がり、私のとなりに座った。
 「私のHQでスパイになりたい?」とまじめな顔で母は聞いた。 彼女はヘッドクォーターをHQと呼んだ。 私は喜んで「うん!」と言った。
 こうやって私の人生が変わった。


第一章


 「あの。。。」女の子の声が私の寮の部屋のドアから聞こえた。コンコンという音がしつこかったので、走ってドアを開けた。そこには私の年ぐらいの女の子が立っていた。彼女はスーツケースを持っていて、ものすごく大きいリュックも持っていた。「こんにちは。私はあなたのルームメイト。ケン。」私はルームメイトが来るとは知らなかったので、びっくりした。でも荷物が重そうだったので、彼女を中に入れた。でもこの子は全然紹介もしていないし、「ケン」という名前を持っているということが少し変だと思った。「えっと。。。少し待っていて。」私は彼女にいった。母にこのことを聞かないといけないと思ったのだ。
 私が母の事務室に入ってすぐ、私は母に言った。
 「あのケンっていう女の子、だれ?なんで何も彼女のことを私に言わなかったの?」私は怒った顔で言った。でも私の母はにっこり笑った。
 「その子は私たちのテレーンヘッドクォーターの新しいメンバーなの。あなたと同じで、14歳なのよ。いい友達になれるかもしれないから、ちゃんとやさしくしてね。」私の母は私があまり友達を持っていないことを心配していたのだ。でも私は一人いい友達がいた。彼女の名前はエリカだった。でも彼女は2年前に交通事故で死んでしまった。それから私はもう友達を作る気がなくなった。私は部屋に戻ることにした。
 「お帰りなさーい」新しい子は私に言った。彼女は窓の近くのいすに座っていた。何かの写真を見ていた。「それ、何?」私は彼女に聞いた。「これはね、私の家族の写真なの。見たい?」私は「うん」と言い、となりに座った。その写真には、小さな女の子が真ん中に立っていて、その周りに背の高い男の人と女の人が立っていて、そのとなりに私より少し年上のように見えた男の子が写っていた。
 「この小さな女の子は私。この後ろにいる大人たちは私の母と父。それで、その男の子は私の兄。」彼女は私に言った。幸せそうで、きれいな写真だった。するといきなり、私も家族のことを考え始めた。私は生まれてから1回も自分の父を見たことが無いのだ。彼の名前も、顔も知らない。ちゃんと完成された家族を私は持っていなかったのだ。
「あ、ごめんね。まだ自分のことを紹介していなかったね。私はケンダール。でもケンと呼んで。」彼女は手を出した。「私はリア。」握手した瞬間に、ドアのベルがなった。私の母だった。
 「二人とも自己紹介した?」彼女は聞いた。ケンと私はうなずいた。「よかった。私の事務室へ来てくれる?」私の母は私たちに聞いた。ケンと私は母の後をついていった。彼女の事務室に入って座ったとき、私の母はこう言った。
 「新しいミッションが二人のためにあるの。よく聞いて。私たちのライバルのヘッドクォーター、ドレーンHQが新しいロボットを使って何か作るそうなの。リア、あなたの仕事はそのロボットを使って何を作るかを調べること。あなたの仕事はもっと危ないので、拳銃を持っていた方がいいわ。そしてケン、あなたは私たちのダブルエイジェントになるの。」ケンは私の母のことを見て、「ダブルエイジェントって、何ですか?」と聞いた。私が答えても良かったけれど、私の母の方がいい答えを考えていたと思って、何も言わなかった。「ダブルエイジェントは2つのチームに関わっているスパイ。本当は一つだけのエイジェンシーで仕事しているのだけれど、もう一つのほうのエイジェンシーのスパイのふりをするの。そうすると本当のエイジェンシーにそのほかのチームの情報を伝えることができるの。」ケンは驚いた顔で、「はい、わかりました。。。」と言った。私の母は「明日から仕事が始まるから、今夜は早く寝た方がいいわ。」母はもう笑っていなかった。ケンと私は寮に戻った。


第二章


 その次の日、ケンと私は朝の5:00時に起きた。髪の毛をとかして、歯を磨いて、着替えた後に、朝ご飯を食べにいった。その後私たちはHQの会議室でほかの諜報員たちとボスのことをまった。ボスは私の母、ルナ山田だったのだが、ミッションの話をする時は「ボス」と呼ぶのだ。するとボスが部屋に入って来た。部屋全体が静かになった。
 「おはよう。みなさん、今日はあなたたちの最初の日なのよ。」ボスはみんなの顔を見て、ほほえんだ。ただ5人しか部屋の中にはいなかったのだが、彼女はHQ全体のボスだったので、みんなから尊敬されていた。そして、私は彼女の娘だったので、いろいろな人たちは私のことも期待していた。プレッシャーがかかっていた。「では、早く始めましょう。今日はトレイニングも少しするわ。でもまず最初に、それぞれの任務のグループに分かれましょう。ダブルエイジェントたちは、そこの、盆が立っているところへ行って。」盆は私たちのボスのアシスタントだった。彼は私の兄のような人だった。彼はまだ26歳で、私の兄と言ってもけっこう意外と信じてもらえるほどだった。私に合気道や、空手を教えてくれた。なぜか分からないけど、私の母は彼のことを「盆」と呼ぶのだ。ケンとソニアが盆の方向へ歩いていった。ソニアは16歳のスパイで、彼女はもう3年間もダブルエイジェントの仕事をもっているのだ。彼女が12歳だった時に、彼女の母親は死んでしまったのだ。一年くらい、彼女は父親と住んでいたのだが、彼は妻を亡くしたショックで鬱病にかかり、アルコールを飲み過ぎて、メンタル病院に入れられてしまったのだ。なので、彼女は私たちのテレーンエイジェンシーに入った。私が11歳の時から友達だった。でも彼女の寮の部屋は私の部屋からは遠すぎて、あまり会うことができなくなっていたのだ。
 「次に、諜報員たち。あなたたちはアナのところへ行って。」アナはボスの二番目のアシスタントだった。彼女は20歳で、きれいな強い女の人だ。私が彼女に「こんにちは」と言ったら、彼女は笑顔で「あ!ボウちゃん!」と言った。彼女は私を「ボウちゃん」と呼ぶのだ。それは、私が10歳だった時に私の最初のバトルがあった時からのことだ。ほかのエイジェンシーの10歳の男の子にぶつかって、それが原因でけんかになって戦うことになってしまったのだ。多分私が勝っていたけれど、彼を殺してしまう前に盆が来て、彼がその男の子に「自分のHQへ帰りなさい」と言ったので、私たちのバトルはそのままあっけなく終わってしまったのだ。そのとき、アナは私たちのことを、ずっと見ていた。彼女は何回も、「あの男の子、あなたにそっくりだったわね!」と言っていた。そのバトルのとき、私はまだ10歳だったのにあんまりぼうりょくがはげしかったので、それからずっとアナはぼうりょくを短くして私を「ボウちゃん」と呼んでいるのだ。
そのとき、私とほかにロロと凸凹コボレーがいた。ロロは凸凹の妹で、まだ11歳なのだ。彼女は全然ぼうりょく的では無いが、背が小さくてとてもすばしっこい子だった。凸凹は空手や武器の使い方をよく知っているのだ。彼の本当の名前はデニス コボレーなのだが、ながすぎなので凸凹と呼んでいる。彼は15歳なのだ。グループに分かれて、いよいよ私たちのミッションは始まった。


第三章


 また朝の5:00時に起きて、ふつうの朝のルーティーンをやった。でも、今日は私はアナの部屋で集合だったのだ。アナの部屋でロロと凸凹とアナとで拳銃の話をした。アナはてきぱきと言った。「リアが一番武器になれているので、彼女にショットガンを使わせる。ロロはロープとポケットナイフ。凸凹はライターとポケットナイフとハンドグレネードを持って。リアはポケットナイフとショットガンを持って。私はほかの物を持つ。でも、みんな一様に自分のエマージェンシーキットを持っていて。もしグループから離れちゃう時があったら、一様一人でも大丈夫になれるためにね。分かった?」ロロと凸凹と私はうなずいた。そして、リュックをもって、武器やいろいろな必要なものを入れた。そのあと、アナは私たちに黒いスパイスーツをわたしたので、私たちはそれに着替えた。そして、サングラスと手袋とブーツを履いて、HQから出たのだ。私はもう4回もミッションに送られたことがあるが、それでも今回は、とてもドキドキしていた。いきなり、私たちの黒い車が来た。4人ともその車に乗り、ライバルのエイジェンシー、ドレーンHQへ向かった。


第四章


 ケンはもうドレーンHQについていた。彼女は盆と一緒にアプライしていたのだ。ケンはそのエイジェンシーに入る振りをしなければ行けなかったのだ。彼女がようやくアプライされたときに、ドレーンHQのボスが 「ようこそ、私はヒューゴ。今日はあなたの最初の日だけれど、早速ミッションをあげるよ。ドレーンHQは新しい物を作っているのだ。そのもののことを言う前に、あなたのI.D. を見せてください。」ケンは自分の財布を出して、ニセの I.D. カードをわたした。でもヒューゴはそれが本当だと思い、ケンに伝えたのだ。「では、ケンダールさん、あなたの名前はこれから069にします。」ケンはそれを一応書いとくことにした。ヒューゴさんは続けた。「今、わたくしたちは、新しい隠しカメラを作っているのだ。きみにそのカメラを付けて、ライバルのテレーンHQのことをスパイしてほしい。ほら、見てご覧。」彼はとても小さなカメラを出した。5mmぐらいの大きさだった。「これを耳に隠すのだ。」ケン、つまり069は驚いた。「耳の中に入れるのですか?」彼女は聞いた。彼女は少しイギリスのアクセントで話していた。本当の声や話し方を使ってしまうとドレーンHQから来たことがばれてしまうと思ったのだ。「いや、違うよ。これは君のイアリングにくっつくのさ。」ボスは言った。でもケン069は「私の耳にはまだ穴はあけてないのですが。」と言った。ボスは「なので今日最初にやるのは、耳に穴をあけることだ。そして、大きなイアリングを探し、それにこれをつけてスパイしてほしいのだ。」ケン069は少しこわがっていたが、仕事のためであればやるしかない。その夜、ケン069とヒューゴはHQの中にある病院へ行って、ケン069はかんごふさんに耳をあけてもらった。最初の穴をあけた瞬間はいたかったが、その後はただしびれていただけで、あまりひどいいたみは感じなかった。そして、大きなイアリングを買って、寮まで戻っていった。「きみの部屋はここだよ。」彼はドアを開けて大きな部屋を見せてくれ、ケン069が入った時には彼はもう帰っていた。
 その部屋は外からはものすごく大きく見えたが、中からは違ったのだ。ふつうの部屋が一つあって、もう一つの壁にはドアがあったのだ。つまりこの寮の部屋は一つに見えて実は2つの部屋だったのだ。ケン069は隣の人のことが気になって、そのドアを開けてみた。
 するといきなり変な叫び声が聞こえた。低い声で、少し声変わりの途中のように聞こえた。「そこにいるのはだれだ?」とある男の子の声が言った。ケン069はドアを急いで閉めようとしたが、もう手遅れだった。そこに立っていたのはまだケン069ぐらいの年に見えた男の子だった。彼はパジャマを着ていて、髪の毛がぼさぼさだった。変な声で、「何か言いたいのか?それともおれをこわがせるために開けたのか?」と彼はきいた。ケン069が笑いたいぐらい変な声だったので、何も言えなかったのだ。「何にやにやしているんだ。。。」彼は聞いた。でもケン069は彼の態度が気に入らなくて、少し怒ってきた。「ねえ、何も用事がないんだったら速くかえれ。」とその変な子は言った。ケン069はとてもおこってきたのだ。なので大きな声で、
「私はあなたの部屋の隣に引っ越してきたの。こんにちはと言いにきただけなのよ!その態度はすごくばからしいわ。やめた方がいいよ、絶対きらわれるから。それで私がわらっていた理由はね、あなたがものすごくばからしく見えたからなのよ。もう、女の子にそんな態度で話すなんて、信じられないわ!」と言った。その男の子の顔は赤くなった。「あ。。。ごめん。ただ今まで寝ていたから少し気げんがわるくなって。。。あ、俺の名前はリオ。」ケン069はまだ怒っていたが、「あたしはケンダール。」と言った。二人はそれから長いこと話していた。


第五章


 私はほかの3人と一緒にドレーンHQのビルの外で、プランをしていた。私はロロと屋根から入り、凸凹とアナは3階の窓から入るのだ。私はロロの手を持って、ながい15階のビルのはしごを上った。私にはかんたんなタスクだったが、11歳のロロにはつらそうだった。45分ご、ようやく屋根にあがれた。屋根に大きな窓ガラスがあった。トイレに見えた部屋だった。私はナイフを使ってそうっとロックを開け、窓を開けた。ロロが持っていたロープで屋根からトイレに入った。ようやくHQに入れた。


第六章


 ケン069はその次の日、ヒューゴからテレーンHQからじょうほうを盗むタスクをもらった。彼女はイアリングとカメラを両方付け、テレーンHQへおくられた。ビルの中に入った瞬間に、彼女はカメラを消した。そしてルナを見つけて、全部じょうほうを伝えた。
 「私の新しいコードネームはケン069になりました。ドレーンHQでは新しいカメラを作っています。」彼女はイアリングをとって、ルナに見せた。「これです。」ルナはその写真をとり、ケンに返した。ルナは、「よし。私たちのニセのHQの写真を撮っていいわ。何かじょうほうを持って帰らないと怒られるでしょ?」といった。ケンは、「ニセのHQ?」と聞いた。「そう。ニセなの。本当に机や椅子もあり、私たちの会議室みたいに見えるけれど、じょうほうがちがうのよ!」とルナは言った。ケンは彼女に付いていって、ニセの会議室に入って、写真をとった。ニセのじょうほうたっぷりでドレーンHQへもどった。


第七章


 ケンがドレーンHQに戻った時、彼女は名札を「069」とかえて、ヒューゴにカメラを見せた。もう少し大きい画面で写し、ヒューゴとリオとファナとニールケン069は部屋の写真を見た。ファナは17歳のものすごく頭のいい女の子だった。ニールは強くてかっこいい17歳で、ファナの頭とニールの強さでとてもいいチームができたのだ。ケン069はスクリーンの前で立ち、説明した。そのプレゼンテーションが終わった後、ヒューゴはリオとケン069と話した。「ケンダール、知っていたかもしれないが、リオは僕の息子なんだ。」ヒューゴは言った。「え?知りませんでした。」ケン069は言った。「あぁ。それで、リオはあさってテレーンHQへ行くことにしているのだが、君も彼と一緒に行ってくれるかい?」ヒューゴは聞いた。ケン069は行くことにした。その夜、彼女は部屋から逃げてテレーンHQへ行った。付いたら、ルナはスクリーンルームで何かを見ていた
 「それは、何ですか?」ケンは聞いた。ルナは、「今リアがドレーンHQにいるの。それをカメラで見ているのよ。」と行った。リアの息声が聞こえて、よくぶれていたが、結構かっこ良かった。「あなた何しているの?今ドレーンHQにいるはずじゃないの?」とルナは聞いた。「はい。そうなんですが、とても大事なニュースがあって部屋をぬけてきました。あさって、一人スパイがドレーンからここに来ます。」ケンは伝えた。ルナは驚いた。「本当?あぁ、大変だわ。みんなに言わないと。ありがとうね、ケン。」とルナは言った。そして、ケンはドレーンHQへ戻っていった。


第八章


 私とロロはようやくトイレからでれた。暗い長いホールがあったので、そこで走って凸凹とアナとまた会えた。私たちは大きなゴミ箱の後ろに隠れてじょうほうをつたえた。ロボットを作っている部屋は5階の大きな部屋だ。そこが私たちの次のターゲットになる。でも今は行けないのだ。まず最初にこのドレーンHQのボスを探さないと行けない。そして、ケンはどこなのだろう?全然見かけない。決行静かなエイジェンシーだ。


第九章


 ケン069がドレーンHQに戻った時はもう夜の9:30時だった。でも寝れなかったので、ベッドの上で考え事をしていた。彼女は少しリオのことが好きになっていたのだ。でも彼はライバルのはずだったので、ケンは困っていた。
 その次の日、ケンとリオはテレーンHQへ行った。ケンは本当はテレーンのチームということを見せるために指輪をつけた。二人が中に入った瞬間、盆が二人を見つけた。盆はケンだと知っていて、知らない振りをしていただけだったのだ。盆は二人を暗い部屋に入れて、「待っとけ。」と言った。5分後、足音が聞こえた。それはアナだった。
 「これは何?あんたたち、どこから来たの?」彼女は聞いた。誰も答えなかった。アナはケンのことを知らないふりして、「あなたの名前は何?」と彼女に聞いた。でもケンは答えなかったので、アナは誰かに「来て。」と言った。私が入ってきたとき、ケンともう一人の子を見た。「また変なスパイたち?もう。。。」するといきなりアナは飛び上がって、「リア!この子だよ!あなたが10歳の時たたかった子。うあ、二人ともそっくりね!」と言った。すると盆もうなずいて、「うん、結構似ている。。。」と言った。私はその男の子のほうを見て、「あなたの名前、何?」と聞いた。「君の名前を教えたら僕のも言う。」と言った。「私はリア。」彼は驚いた顔で、「僕はリオ。。。」と言った。盆は、「本当に兄弟かも!」と言って、ルナを呼んだ。彼女が入ってきたとき、盆は、「この子知っている?」と聞いた。私の母は固まって、小さな声で、「りお。。。」と言った。


第十章


 私の母のリオと私だけで彼女のオフィスの中で座っている。何が起きているのかは分からないが、何となく気持ち悪い気がしてきた。
 「リア、リオ、私にはヒミツがあるの。多分あなたのお父さんもまだあなたに言っていないのでしょうね。。。実は、あなたたちは兄弟なの。双子なのよ。リオ、あなたのお父さんはリアのお父さんでもあるのよ。そして私はあなたたち二人の母でもあるのよ。」私はショックのせいで、言うことが考えつかなかった。リオもたぶんそう思っていただろう。しばらく二人とも黙っていたが、とうとうわたしは口を開いた。「じゃあ、リオは私のライバルなの?」私は母に聞いた。私の母は悲しい顔で、「うん。」と言った。
 「昔、ヒューゴと私がまだつきあっていた時、ひどいことを知っちゃったの。彼は私のライバルだったのよ。それで私たちは1週後に結婚式の予定があったのに、別れてしまったのよ。」私は止めた。「仕事を愛よりも優先したの?」私は信じれなかった。「うん。ヒューゴのことはもう14年も見てないわ。」するとリオは飛び上がって、「僕、今すぐお父さんをここへ連れてくるよ!」と言った。私の母はびっくりし、「でも、本当に今でもわたしのこと、覚えているかしら?」と聞いた。でももうリオはヒューゴに電話していた。それで、30分後にはヒューゴはもう来ていた。リアとリオはルナとヒューゴを二人だけにしておいて、別の部屋で話をした。ようやく、一時間経った後、二人が手をつないで、「みんな、ドレーンHQとテレーンHQをくっつけることにしたわ!」と私の母は言った。みんなはとても喜んで、お祝いを言った。そしてドレーンのチームとテレーンのチームは友達になった。


第十一章


 これで、わたしの家族が初めて完成した。ケンも家族の友達になって、盆はアナにプロポーズして二人は結婚した。ルナとヒューゴも14年まえにあったはずの結婚式をおこなった。私たちのHQはとても大きな一つの家族になったのだ。結局さいごには、わたしたちはみんな、心のミッションを完了できたのだ。