小説 「スパイの仕事」

小説
スパイの仕事
南原 未亜


スパイは身近な所で仕事をしている。他人から築かれないように密かに任務を果たし、変わりにほうびを貰う。でも、生死にかかわる仕事である。もし見つかってしまったら、もう終わりである。これはあるスパイの話である。

2050年

地球では技術がとても豊富になった。車が空中に浮くようになったり、食べ物も欲しいときに目の前に出てくるようになった。そして、新しい道具を手に入れようと、人間はとても必死になってしまった。人間の貧困と金持ちの差が極端にひらいた。そんな環境になってしまったのだ。


会社Aと会社Bは30年も仲がいいライバルだった。両社は人間にエンターテインメントを与え、とても成功していた。眠っている間に映画やテレビが見られる機械など、運動も手軽にできるようになった。機械の中に入って、どのスポーツをやりたいか選ぶ。そしたら、目の前の映像がそのスポーツによって変わる。機械が人間の体に刺激し、体が自分で動き出す。あまり運動が好きではない人でもとてもやりやすくて、便利である。でもだんだん新たなエンターテインメントを売り出すのにとても苦労してきた。そしてある日、限界がやってきた。

「まだできてないのか?!」社長A(会社Aの社長)が大声で言う。ビルの中で声が跳ね返ってきた。

「もうアイデアがありません!」社員がめそめそ言う。

「今がもっとも大切な時期なんだ。今年の冬には30年記念のショーケースがあるんだ。だからちゃんと新しいエンターテインメントを作れ。」

会社Aの人間は神経質な状態になった。でもどの会社も同じである。

「新たな商品ができたか?」社長B(会社Bの社長)も社長Aと同じ発言をする。「時間がもう無いんだ。早く、急げ。」

「はい。わかりました。」社員がボソッと言う。

「私たちも、会社Aと同じで30年記念のショーケースがあるんだ。何が何でも成功させなければならない。地球ではエンターテインメントの会社が2つもいらないんだ。だからこのショーケースでどっちが残るかが決まるんだ。もし我らの会社が負けてしまったら、仕事が無くなり、地球には住めなくなる。」

30年の間こんな真剣なバトルは初めてである。会社Aも会社Bも必死にたたっかている。どんな手を使っても構わないから、勝ちたいと思っていた。

2050年の冬

「あと一ヶ月。このプロジェクトを成功させるのが使命だ。」両方の会社の中のスローガンになった。

「この会社はどうなっているんだ?」社長Aが叫ぶ。「もう一ヶ月しか時間がないんだ。負けてもういいのか?地球に住めなくてもいいのか?だったらちゃんと仕事をしろ。」

「そんなこと言っても簡単にはできないんだ。」社員が言う。「今から機械を作らなければもう間に合わない。でも今はアイディアも浮かばない。。本当にできるのか。。」

「。。。大変だ。」

「できることはありますか?」

「このショーケースを一番いいと思わさなくてはいけない。会社Bよりも立派なアイディアを見つけなくてはならない。」

「それで。。」

「それでどんな手を使っても勝たなくてはならない。」

「だからどうやって?」

「スパイを使うんだ。」

「スパイ?どういうふうに使うんですか?」

「会社B にまっざてもらう。そしてそこでのアイディアや進行をこっちに送る。そしたら絶対にこのショーケースを勝つ。」

「そんなことしてもいいのですか?」

「駄目に決まっている。だからスパイなんだ。このことは誰にもいってはならない。わかったか?」

「はい。。わかりました。」

社長Aはトップクラスのスパイを用意した。

「やる事わっかているな。」

「はい。わかりました。」

「一週間、会社Bの社員になるんだ。そして、プロジェクトに関する話を録音したり写真を取るんだ。」

「わかってます。」

「その代わり、100万円を渡す。でも、もし見つかって正体が明かされたら、何が起こるかわかっているな。」

「ちゃんとわっかています。」

「じゃあ、明日から頼むよ。」

社長Aはちょっと緊張がなくなった。でもショーケースにだすものがまだ何も無い。

スパイAは会社Bの社員になってこっそり入った。初日からたくさんの情報が会社Aにはいった。

「初日はどうだったか?」社長Aがせっかちに聞く

「会社Aがどんなアイディアを考えているのかがわかった。そしてどんなエンターテインメント機械を作るのかもわかった。」

「それで??もっと話して。」

「なんか携帯みたいな物だ。。」

「携帯?でもそれは20年前に使われなくなったんじゃないか。」

「はい。でも、それを使って自分の人生を巻き戻すことや、止めること、早送りすることができる機械である。」

「そんなことできるはずがない。」

「でも会社Bはやっている最中だ。」

「そんな。。。よしわっかった。明日もよろしくな。」

「はい。わかりました。」

社長A はいいことを考えた。会社Aの為だと必死に動き始めた。

「携帯を作るんだ。」社長Aが社員に言う。

「携帯?何を言っているのですか?そんなものをショーケースにだしても絶対勝てません。」一人の社員が言う。

「そうだ。けれど、この携帯は普通の携帯ではないんだ。自分の人生を巻き戻ししたり、早送りができるんだ。それだけではない。この携帯は他人の人生も見ることができる。もう時間がない。早くこれを作るんだ。ショーケースまで3週間だ。早く!」

社長Aはもういい気分になり始めた。毎日社長AはスパイAからたくさん情報を集めている。会社Aは会社Bのことを全部しるようになった。


ショーケースの日

大きなコンベンションセンターで会社Aと会社Bの作品が飾られていた。たくさんのエンターテインメント会長がいた。どっちを選ぶかを見極める。

「これは何だ?」社長Aが聞く。

「会社Bが出すのは同じ携帯じゃなかったのか?」会社Aの社員が言う。

「そうだ。そんなどうやって2週間で変えたのか?」

スパイAの話によると、会社Bは計画どうりに携帯を作るはずであった。だけど、ショーケースに出していた作品はこれではなっかたのです。長い審査の後、やっと結果が発表された。

「このショーケースを勝った会社が地球にいられる。勝たなかった会社はこの地球には住めない。」エンターテインメント会長が始めた。

「とてもいい作品が二つある。でもひとつの作品のほうが光って見えた。それは・・・・会社B の作品です。あめでとうございます。」

「やった!」会社B の社員が大声で叫ぶ
社長Aは信じられなかった。絶対に勝てると自身を持っていた。でもなぜ会社B が作品をいきなり変えたのかがわからなかった。そして社長AはスパイAと話をしようとした。

「電話がつながらない。。」社長A はだんだんスパイAのことを怪しいと思い始めた。社長AはスパイAにお金を渡した後一度もあっていない。「スパイAは何様だ?」

会社Aはつぶれて、地球には住めなくなった。他の惑星に住むことになってしまった。でも、社長Aはまだあきらめていなかった。そしてある日、社長AはスパイAにたまたまあった。

「どうやって会社Bがあなたが言ったことと違うものを作ったの?」社長Aが聞く。

「知りません。私がいた一週間ではそんな新しい作品を出すなんていってませんでした。」

「そんなはずがない。」

「でも私のせいではありません。」

「どうやってそういうことが言えるんだ?証拠は?」

「証拠はたくさんあります。録音をした会話や写真がいっぱいあります。」

「そんなのは証拠ではない。」

「なんでですか?」

「そんな録音や写真なら誰でも自分で作れるものだ。」

「私はただ仕事をしただけです。ちゃんと言われた通りにやりました。」

社長Aはますます混乱し始めた。問題が解決しないまま会社A の全員と社長Aは木星に引っ越した。誰も会社Aと会社B の問題に築かずいきていった。

でも、一人だけが全部の話を知っている。それは、社長Bである。社長BはスパイAと始めてあった時、一目でスパイだとわかってしまった。なぜなら、ジャケットのボタンが一つ開けてあったからである。ジャケットのボタンが外れていたから、シャツのポケットの中のモノが全部見えていた。カメラや録音機など全部。社長B はこれを見て、アイディアが浮かんだ。スパイが会社の中にいるのなら絶対会社A のスパイだとおもった。そして、スパイAには不正解の情報を与えた。絶対に会社A はその情報を取ってもっといいものを作ると社長Bは解っていた。社長Bはそれを武器にし、自分の作品を何倍も良くした。

結果、会社Bが勝ち残り、誰にも質問や怪しまれないまま地球に住みつずける。